ライブ告知は5回に分ける。当日告知で動員5人だった僕が使う「5回の型」

「今夜ライブやります!」を当日に投稿する。僕がバンドをやっていた頃の告知は、これだけでした。結果はフォロワー3000人で動員5人。いまマーケティングを仕事にしている立場から言うと、あれは告知ではなく「すでに来ると決めている人への案内」でした。

考えてみてください。当日「今夜飲みに行こう」と誘われて行ける人は、暇な人だけです。ライブは飲み会より重い。お金と時間がかかって、会場はたいてい駅から遠い。その重さの意思決定が、当日の投稿ひとつで動くはずがないんです。

人が「行く」と決めるまでには段階がある

開催を知る。興味を持つ。予定を確認する。一緒に行く人を考える。チケットを取る。人が参加を決めるまでにはこれだけの段階があって、それぞれに別の後押しが必要です。1回の投稿で全部やろうとするから、どれも中途半端になります。

だから告知は「1回の発表」ではなく「複数回の設計」になります。具体的には5回に分けます。

告知の5回の型

1回目(2週間前):開催宣言。日時・場所・チケット情報。事務的でOK。目的は「行きたい」の前に「行ける」を確保することです。

2回目(1週間前):今回だけの理由。新曲初披露、対バンの魅力、この日だけの企画。人は「いつでも観られるもの」を後回しにします。

3回目(3日前):感情を見せる。リハの風景、意気込み、制作の裏側。迷っている人の背中を押すのは、情報ではなく感情です。

4回目(前日):個別の誘い。関係のできている人には「明日、来られそう?」とまっすぐ聞いていい。動員の最後のひと押しは、いつも個別のメッセージです。

5回目(当日):道案内。行き方・物販の場所・終演予定。当日の投稿は集客ではなく、来る人の不安を消す案内です。

「5回は多い」と感じる人へ

同じ情報を5回流すのではありません。5つの違う角度から5回、背中を押すんです。そもそもあなたの投稿を全部見ているフォロワーはほぼいません。5回出して、ようやく2回届く。それがSNSの現実です。

そして5回分の内容は、ライブが決まった日に全部書けます。予約投稿を使えば、あとは自動で流れます。告知は当日の思いつきではなく、2週間の設計です。次のライブから、1回目の「開催宣言」を今日出すところから始めてみてください。

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