SNSで「被写体やってます」「被写体募集」という言葉、見かけたことありませんか?
被写体モデルとは、プロのモデルではなく、カメラマンの撮影に協力する一般の人のこと。写真を撮られるのが好きな学生さんや社会人が、休日に活動しているケースがほとんどです。この記事では、被写体の始め方と、始める前に知っておいてほしい注意点をまとめます。
被写体モデルがもらえるもの
報酬は活動スタイルによって様々ですが、多くの場合は「撮影データ」がメインです。プロ品質の写真をSNSのアイコンや思い出に使えるのが、被写体活動の一番の魅力。Pasha!のようにWebマガジンへの掲載実績が作れる場所もあります。
- 撮影データ(加工済みの写真)
- メディア掲載の実績(Pasha!は紹介ページを無料作成)
- 宣材写真として使える本格的な一枚
始め方は2通り:SNS応募か、撮影会か
ひとつはX(Twitter)やInstagramで「#被写体募集」を探して個人カメラマンに応募する方法。もうひとつは、Pasha!のような撮影企画・撮影会に応募する方法です。
初めてなら、断然後者をおすすめします。理由は次の「注意点」に関わります。
始める前に知ってほしい注意点(大事)
正直な話をします。個人間の撮影には、残念ながらトラブルもあります。始める前に、この4つは必ず確認してください。
- 撮影者の過去の作品・実績が公開されているか
- 撮影場所は屋外や人のいる場所か(密室での初回撮影は避ける)
- データの使われ方(SNS掲載の範囲)が事前に明確か
- 金銭や交通費の条件が撮影前に文章で確認できるか
Pasha!はWebマガジンとして運営情報を公開し、撮影はすべて横浜・みなとみらいの屋外スポットで行います。写真の使用範囲も応募時に必ず文章で確認します。「初めてで不安」という方こそ、安心できる環境から始めてください。
未経験でも大丈夫?
Pasha!に応募してくれる方の9割は撮影未経験です。ポーズも表情もカメラマンがリードするので、必要なのは「撮られてみたい」という気持ちだけ。まずは一度、体験してみてください。
始める前に線を引いておく
被写体モデルは、始めてから条件を考えると流されます。先に自分の線を決めておいてください。
- 受けない撮影内容(露出のあるもの、指定された衣装を着るものなど)
- 行かない場所(個人宅、ハウススタジオの個室、宿泊をともなうもの)
- 同行者を必ず連れて行くかどうか
- 写真の掲載を許可する範囲(撮影者のSNSまで、コンテスト応募まで、など)
- 1回あたりに使える時間の上限
先に決めておくと、その場で断れます。決めていないと「今ここで決めてください」と言われたときに、雰囲気に押されて受けてしまいます。断る理由を説明する必要はありません。「それは受けていません」で十分です。
報酬の3つの形を理解する
被写体の募集には、大きく分けて3つの形があります。募集文に書かれた言葉より、お金がどちらに流れるかで見てください。
有償:時給、または1回いくらで報酬が出る形です。金額と支払い方法、支払い時期を事前に確認してください。「当日現金で」なのか「後日振込」なのかで、トラブルの起きやすさが変わります。
TFP:Time For Print の略で、お金の代わりに撮影データをもらう取り決めです。悪いものではありませんが、実質的には無報酬です。データがほしいのか、実績がほしいのか、目的をはっきりさせてから受けてください。
こちらが払う形:宣材写真を撮ってもらうケースです。取引としては正当ですが、「モデル募集」と書かれていたのに途中から支払いの話になったら、それは話が違います。その時点で断って構いません。
撮影当日に守ること
条件を確認していても、当日の行動でリスクは変わります。
荷物とスマホは自分で持つ。「荷物は預かります」と言われても、貴重品は手放さないでください。連絡手段を失うのがいちばん危険です。
移動を提案されたら受けない。「次は別の場所で」「近くのスタジオが空いている」は、事前に決めた場所と違う時点で断る理由になります。
違和感があったら帰る。説明も謝罪も必要ありません。予定があると言って帰れば済みます。気まずさより安全が優先です。
安全に続けるための5つ
条件を文字が残る形で確認する。誰かに撮影の予定を伝えておく。同行者を連れて行く。屋外か公開されたスタジオを選ぶ。違和感があれば説明せずに帰る。
この5つを守れば、リスクはかなり下がります。逆に言えば、この5つのどれかを崩さないと成立しない撮影は、受けないほうがいいということです。
詳しくは被写体モデルは危ないのかと個人からの募集をどう判断するかにまとめています。
よくある質問
被写体モデルを始める前に決めておくべきことは何ですか?
受けない撮影内容、行かない場所、同行者を連れて行くかどうか、写真の掲載を許可する範囲、1回に使える時間の上限です。先に決めておくとその場で断れます。断る理由を説明する必要はありません。
TFPとはどういう意味ですか?
Time For Print の略で、お金の代わりに撮影した写真データをもらう取り決めです。悪いものではありませんが実質的には無報酬なので、データがほしいのか実績がほしいのか目的をはっきりさせてから受けてください。
撮影当日に気をつけることはありますか?
荷物とスマホは自分で持つこと、事前に決めた場所以外への移動提案は受けないこと、違和感があれば説明せずに帰ることです。連絡手段を手放さないのがいちばん重要です。
被写体モデルを安全に続けるには何をすればいいですか?
条件を文字が残る形で確認する、誰かに予定を伝える、同行者を連れて行く、屋外か公開スタジオを選ぶ、違和感があれば帰る。この5つのどれかを崩さないと成立しない撮影は受けないほうが安全です。