「たくさん送ったほうが選んでもらえるのでは」と思って10枚以上送る人がいますが、逆効果です。
枚数には正解があります。基本は2枚、多くても4枚。理由を含めて説明します。
基本の2枚
この2枚があれば、ほとんどの応募は成立します。
- バストアップ:顔がはっきりわかる写真。胸から上
- 全身:頭から靴まで入った写真。体型と身長がわかる
この2枚で、相手が知りたいことの8割は伝わります。逆に、どちらかが欠けていると判断できないので選考が止まります。全身写真を入れ忘れる人が非常に多いので、ここだけは確認してください。
余裕があれば揃えたい4枚
2枚に加えて、この2枚があると選択肢が増えます。
3枚目:表情違いのバストアップ。1枚目が笑顔なら真顔、真顔なら笑顔。印象の幅が伝わります。
4枚目:横顔または斜めからの1枚。顔の立体感がわかります。
ここまでで十分です。5枚目以降は情報が増えず、見る側の負担だけが増えます。
なぜ送りすぎがよくないのか
理由は3つあります。
1. 見てもらえない。何十件も見る側にとって、10枚開くのは負担です。最初の2〜3枚で判断されます。
2. 弱い写真が混ざる。10枚あれば、必ず出来の悪い1枚が入ります。そして人はいちばん弱い写真で判断します。
3. メールが届かない。合計10MBを超えると送信できないことがあります。
選ぶ基準
「盛れている順」ではなく「自分らしい順」で選んでください。
宣材写真は、実物と一致していることが価値です。加工で別人になった写真を送ると、書類が通っても対面で終わります。
自分では判断しにくいので、友人に「どれがいちばん普段の私に近い?」と聞くのがいちばん確実です。「どれがいちばん可愛い?」と聞かないでください。質問が違うと答えも変わります。
撮る枚数と、送る枚数は違う
送るのは2〜4枚ですが、撮るのは100枚です。ここを混同しないでください。
1枚だけ撮って送ろうとすると、必ず妥協した1枚になります。連写を使って数を撮り、そこから絞る。プロでも同じことをしています。
組み合わせで避けたいパターン
- 全部同じ場所・同じ服・同じ表情(情報が増えません)
- 全部バストアップ(体型が判断できません)
- 顔が小さくしか写っていない引きの写真だけ
- 加工の強さがバラバラ(どれが本当かわからなくなります)
- 撮影時期が離れすぎている(髪の長さが違うと混乱します)
ファイル名とサイズ
地味ですが、ここで印象が変わります。
- ファイル名は「山田花子_バストアップ.jpg」のように内容がわかる形に
- IMG_4821.jpg のままは避ける
- 1枚2〜3MB、長辺2000ピクセル前後が目安
- 形式はJPGで十分。特別な指定がなければHEICは避ける(開けない場合があります)
受け取る側が管理しやすい形にしておくと、それだけで丁寧な人に見えます。
指定があるときは指定に従う
「バストアップ・全身・全身横向きの3枚」のように指定がある場合は、それが最優先です。指定より多く送るのも減らすのも減点になります。
指定の意味がわからなければ聞いて構いません。「全身は正面のみでよろしいでしょうか」程度の確認は普通です。
写真がない状態からの最短ルート
手持ちに使える写真がない場合、撮り直すのがいちばん早いです。1時間あれば終わります。
晴れた日の午前中、屋外の日陰か窓際。スマホの背面カメラ、セルフタイマー3秒、美肌モードはオフ。この条件で連写すれば、2枚は必ず取れます。手順は宣材写真をスマホで撮る方法にまとめています。
加工の強さは全部そろえる
意外と見落とされる点です。1枚目は無加工、2枚目は強めの加工、となっていると、どちらが本当の顔かわからなくなります。
4枚送るなら、4枚とも同じ処理にしてください。明るさを+15上げるなら、全部+15。これだけで一貫性が出ます。
撮影日もそろえるのが理想です。同じ日に撮った写真から選べば、髪型も体型も一致します。
横向き・後ろ姿は必要か
指定がなければ不要です。読者モデルの選考で後ろ姿が求められることはほとんどありません。
横顔は、4枚目として入れる分には有効です。ただし横顔だけ、後ろ姿だけ、という送り方はしないでください。顔がわからない写真は判断材料になりません。
写真が1枚しかないときは
全身がない、という状態が圧倒的に多いです。バストアップは自撮りで撮れますが、全身はひとりだと撮りにくいからです。
スマホスタンドがなくても、方法はあります。カバンや本を積んで腰の高さを作り、そこにスマホを立てかけてタイマー10秒。これで撮れます。壁から50センチ離れて立てば影も落ちません。
「後で撮る」と思っていると、応募自体が止まります。今日20分だけ使って、2枚揃えてしまうのが早いです。
撮影日を分けて撮るという手
1日で全部そろえようとすると、天気や体調に左右されます。2日に分けるという方法もあります。
1日目に屋外で全身と引きの写真、2日目に室内の窓際でバストアップ。光の条件が違う場所を使い分けられるので、実は仕上がりが良くなります。
その場合も、髪型と服の系統はそろえてください。日をまたぐと印象がずれやすくなります。
データの保管
選んだ2〜4枚は、いつでも取り出せる場所に置いておいてください。応募のたびに探すことになると、それだけで面倒になって応募が止まります。
スマホのアルバムに「応募用」を作る、クラウドにフォルダを1つ用意する。この程度で十分です。プロフィール文と同じ場所にまとめておくと、次の応募が5分で終わります。
使い回していいのか
同じ写真を複数の応募先に使うのは、まったく問題ありません。むしろ普通です。
ただし3ヶ月を過ぎたら撮り直してください。髪型が変わっているだけで別人扱いされます。季節が変わって服装の印象がずれるのも同じです。
Pasha!の場合
Pasha!の読者モデル登録も、必要なのは顔がわかる1枚と全身がわかる1枚です。スマホで撮ったもので構いません。プロに撮ってもらう必要はありません。
送っていただいた写真をもとに紹介ページを作成し、公開前に必ずご本人に確認いただきます。写真の差し替えもその段階でできるので、まずは手持ちの2枚から始めてください。
よくある質問
モデル応募の写真は何枚送ればいいですか?
基本は2枚、多くても4枚です。顔がわかるバストアップと、頭から靴まで入った全身写真。この2枚で相手が知りたいことの8割は伝わります。
写真をたくさん送ったほうが有利ですか?
逆効果です。見る側は最初の2〜3枚で判断しますし、枚数が増えるほど出来の悪い1枚が混ざります。人はいちばん弱い写真で判断します。
写真を選ぶときの基準は何ですか?
盛れている順ではなく、自分らしい順です。友人に聞くときも「どれがいちばん可愛い?」ではなく「どれがいちばん普段の私に近い?」と聞いてください。
ファイル名やサイズに決まりはありますか?
「名前_バストアップ.jpg」のように内容がわかる形にしてください。1枚2〜3MB、長辺2000ピクセル前後が目安です。HEIC形式は開けない場合があるのでJPGが無難です。