音楽活動の確定申告ガイド
音楽活動から収入を得ているアーティストは、確定申告が必要になる場合がほとんどです。適切に申告・節税することで、手元に残るお金を最大化できます。この記事では、アーティストが知っておくべき確定申告の基本を解説します。
アーティストが確定申告をすべきケース
以下の条件に当てはまるアーティストは確定申告が必要です。
- 年間の音楽収入(ライブギャラ・配信収益・グッズ販売等)が20万円を超える場合
- 会社員だが副業として音楽活動をしており、副業収入が20万円を超える場合
- 専業アーティストとして活動している場合(金額に関わらず申告が必要)
アーティストが経費にできるもの
音楽活動に関連する支出は経費として計上できます。経費を正確に把握・記録することが節税の基本です。
- 機材・楽器:ギター・キーボード・PA機材・録音機器など
- スタジオ代:練習スタジオ・レコーディングスタジオの費用
- 音楽ソフト:DAW(DTMソフト)・プラグイン・サブスクリプション
- 交通費:ライブ会場・スタジオへの移動費
- 衣装・メイク:ステージ衣装・ライブ用メイク用品
- プロモーション費用:SNS広告・フライヤー印刷・写真撮影
- 通信費:スマートフォン・インターネット料金の業務利用分
- 学習費用:音楽教室・セミナー参加費・書籍代
青色申告 vs 白色申告
確定申告には青色申告と白色申告があります。手間はかかりますが、青色申告を選ぶことを強くおすすめします。
青色申告のメリット:
- 青色申告特別控除(最大65万円)が受けられる
- 赤字を最大3年間繰り越せる(音楽活動初期に特に有利)
- 家族に給与を支払って経費にできる(青色事業専従者給与)
青色申告には事前に「青色申告承認申請書」を税務署に提出する必要があります。開業日から2ヶ月以内に提出してください。
領収書・レシートの管理方法
確定申告に備えて、日頃から領収書・レシートを管理する習慣を作りましょう。
- クラウド会計ソフト(freee・マネーフォワードクラウド)の活用で自動仕分け
- レシートをスマホで撮影して電子保存(電子帳簿保存法に対応)
- 月ごとにフォルダ分けして整理する
- 業務用クレジットカードを作り、プライベートと分けて管理
インボイス制度とアーティスト
2023年から始まったインボイス制度(適格請求書等保存方式)は、アーティストにも影響があります。ライブハウス・イベント会社などから仕事を受ける際、適格請求書(インボイス)の発行が求められるケースが増えています。
課税売上が年1,000万円を超えない場合は免税事業者ですが、取引先がインボイスを求める場合は課税事業者への登録を検討する必要があります。税理士や税務署に相談して最適な対応を選びましょう。
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