「モデルになるには事務所に入るしかない」と思っている人が多いのですが、今はそうではありません。
入口は複数あります。それぞれ必要なものと、向いている人が違います。
入口は大きく3つ
1. 事務所に所属する。仕事を取ってきてもらえる代わりに、契約や条件の制約があります。オーディションを受けて入るのが一般的です。
2. 読者モデル・被写体として個別に活動する。契約なしで始められます。実績を積み上げてから事務所を検討する人も多いです。
3. SNSから声がかかる形。自分で発信を続けて、そこから依頼を受ける形。時間はかかりますが、主導権を持てます。
どれか1つを選ぶ必要はありません。2から始めて、3を並行し、必要なら1へという順番が現実的です。
事務所に入らない道のメリット
- 契約に縛られない。他の活動と自由に並行できる
- 今日から始められる。オーディションを待つ必要がない
- 自分で条件を選べる。合わない仕事を断れる
- 費用が発生しない形を選べる
事務所に入らない道のデメリット
- 仕事は自分で探す必要がある
- 条件の交渉も自分でやる
- トラブル時に間に入ってくれる人がいない
- 大きな案件には届きにくい
3つ目が重要です。だからこそ、条件を文字で確認する習慣が必要になります。
最初にやること3つ
何から手をつければいいかわからない、という状態を抜けるための最短手順です。
1. 写真を2枚用意する。顔がわかる1枚と、全身がわかる1枚。スマホで構いません。これがないと何も始まりません。
2. プロフィールを作る。名前・年齢・地域・活動可能なエリア・特技・自己PR3行。一度作れば使い回せます。
3. 掲載歴を1つ作る。ここがいちばん効きます。プロフィールに書ける実績が1行あるだけで、次の応募の通りやすさが変わります。
なぜ掲載歴が効くのか
応募書類には「未経験・実績なし」がずらりと並びます。その中で1行でも実績があると、すでに動き出している人として見られます。
実績の中身が大きいかどうかは、実はあまり関係ありません。行動した証拠になっているかどうかです。
また、掲載ページのURLがあれば、自己紹介がURL1つで済みます。これは想像以上に便利です。
年齢や身長は関係あるか
ファッションモデルの一部には身長条件がありますが、読者モデルや被写体の枠には基本的にありません。
むしろ等身大であることが価値になる枠です。詳しくはモデルに身長は必要?にまとめています。
年齢についても、募集ごとに対象が違うだけです。条件に合う場所を探せば問題ありません。
生活との両立
いきなり生活を変える必要はありません。むしろ変えないほうがうまくいきます。
読者モデルの多くは報酬が発生しない形なので、収入源は別に持ったまま始めるのが現実的です。学業や仕事を続けながら、月に数時間だけ使う。この程度から十分です。
やってはいけないこと
- お金を払って始めようとする(登録料・レッスン料を求める募集は避ける)
- 条件を確認せずに個人と会う
- 1件目でいきなり大きな話に乗る
- 専属契約を軽い気持ちで結ぶ
- 写真の使用範囲を確認しないまま撮ってもらう
「モデル」という言葉の範囲
ひとくちにモデルと言っても、実は分野がかなり分かれています。自分がどこを目指すのかで、進む道が変わります。
ファッションモデル:雑誌やショー。身長条件があることが多く、事務所経由が中心です。
読者モデル:等身大であることが価値。条件が緩く、個人で始められます。
被写体モデル:カメラマンの作品に出る形。SNS経由が多く、条件の確認が特に重要です。
広告・企業モデル:商品やサービスの紹介。報酬が発生することが多い一方、募集は限られます。
インフルエンサー型:自分の発信が先にあり、そこから依頼が来る形。時間はかかりますが主導権を持てます。
一般人から始めるなら、読者モデルか被写体が現実的な入口です。そこから広げていけば十分です。
SNSはやったほうがいいのか
必須ではありませんが、あると有利です。理由は2つあります。
1つ目は、判断材料になること。募集する側は、写真1枚より「普段どんな雰囲気か」を知りたがります。公開アカウントが1つあると、それが伝わります。
2つ目は、連絡経路になること。実際に、SNS経由で声がかかることは珍しくありません。
ただし、フォロワー数を増やす必要はありません。数より、どんな写真を出しているかです。10投稿でも、方向性が見えれば十分機能します。
顔を出さずに始められるか
結論から言うと、選択肢は狭くなりますが不可能ではありません。
ハンドモデル、フットモデル、後ろ姿や横顔中心の被写体、マスクや帽子を使った撮影。こうした形なら顔を出さずに活動できます。
ただし、読者モデルの枠は基本的に顔出しが前提です。顔がわからないと、読者に紹介する意味が薄くなるためです。
「完全に隠したい」のか「知り合いに見つかりたくないだけ」なのかで、取れる手段が変わります。後者なら、本名を出さない・地元で撮らない、といった調整で足りることが多いです。
年齢を重ねてから始める場合
読者モデルの募集は年齢の上限があることが多いですが、モデル活動全体で見れば年齢の枠は広がっています。
30代以降を対象にした媒体、シニア向けの広告、ライフスタイル系の撮影。「読者モデル」という言葉にこだわらず、自分の年代を対象にした募集を探すほうが早いです。
続けるか迷ったときの判断
始めてみて、思っていたのと違うと感じることはあります。そのときは次の3つで判断してください。
- 金銭的な持ち出しが増えていないか(増えているなら止める)
- 断りたいのに断れていない場面がないか(あるなら距離を置く)
- 生活のほうが崩れていないか(崩れているなら頻度を下げる)
1つでも当てはまるなら、いったん止めて構いません。やめても失うものはほとんどありません。
1件目の作り方
Pasha!の読者モデル登録は、まさにこの「1件目」を作るための場所です。
写真を送っていただければ、あなた専用の紹介ページを無料で作成します。費用はかからず、専属契約でもありません。掲載前に必ず内容をご確認いただき、公開後も連絡ひとつで取り下げます。
ここで作ったURLは、そのまま他のオーディションや事務所への応募に使えます。事務所を検討している人ほど、先に1件持っておくと交渉が変わります。
よくある質問
一般人がモデルになるには事務所に入るしかないですか?
そんなことはありません。読者モデルや被写体として個別に活動する道、SNSから声がかかる道もあります。契約なしで今日から始められる形もあります。
事務所に入らない場合のデメリットは何ですか?
仕事を自分で探す必要があること、条件交渉も自分でやること、トラブル時に間に入る人がいないことです。だからこそ条件を文字で確認する習慣が必要になります。
最初に何をすればいいですか?
写真を2枚用意する、プロフィールを作る、掲載歴を1つ作る。この3つです。特に掲載歴は、プロフィールに書ける実績が1行あるだけで次の応募の通りやすさが変わります。
身長や年齢の条件はありますか?
読者モデルや被写体の枠には基本的に身長条件はありません。むしろ等身大であることが価値になります。年齢は募集ごとに対象が違うだけなので、条件に合う場所を探せば問題ありません。