「太っているわけでもないのに、写真だと二重あごになる」。これは体型の問題ではなく、ほぼ全部が角度と姿勢の問題です。
撮り方を変えるだけで消えます。
なぜ写真だと出るのか
理由は3つあります。
1. カメラが低い。下から撮ると、あごの下が写り込みます。スマホを胸の高さで構えられると、ほぼ確実に出ます。
2. あごを引きすぎている。「あごを引いて」と言われて引きすぎると、首とあごの間が潰れます。
3. 首が真っ直ぐ、または後ろに引けている。普通に立っていると、首は肩の真上にあります。この状態が、写真ではいちばん潰れて見えます。
いちばん効く対策:首を前に出す
これだけで9割解決します。
亀のように、首を少しだけ前に出してください。やっている本人は「変な姿勢」だと感じますが、写真では自然に、そしてフェイスラインがはっきり写ります。
コツは、あごを上げずに前に出すこと。あごが上がると鼻の穴が写ります。水平に前へスライドさせるイメージです。
カメラの高さ
目線と同じか、ほんの少し上。角度にして10〜15度です。
上げすぎると顎が細くなりすぎて、実物と違う写真になります。宣材写真としては失格なので、あくまで「少し上」にとどめてください。
自撮りの場合も同じです。腕を伸ばして上から撮ると小顔に写りますが、その写真は使えません。
あごの引き方
「引く」というより「軽く下げる」くらいの感覚です。
正解の目安は、あごの下に指が1本入る程度の隙間があること。ここが潰れていると二重あごに写ります。
鏡の前で、隙間ができる角度を一度確認しておいてください。感覚を覚えれば、撮影中に再現できます。
座って撮るときの注意
座ると背中が丸まり、首が前に倒れます。この姿勢がいちばん出やすいです。
- 浅く座って、骨盤を立てる
- 背もたれに寄りかからない
- 肩を下げて、胸を軽く開く
- その状態で、首を前にスライドさせる
証明写真機でも同じです。椅子の高さを合わせてから、姿勢を作ってください。
舌の位置
意外に思われますが、効きます。
舌を上あごにつけてください。あごの下の筋肉が引き上げられて、フェイスラインが締まります。口を閉じたまま、舌先を前歯の裏あたりに当てる感覚です。
撮る直前にやるだけで変わるので、覚えておいて損はありません。
服装でできること
首元が詰まった服は、あごの下と服の間に余裕がなくなり、潰れて見えます。
鎖骨が少し見える程度の開きがあると、首が長く見えてフェイスラインも出ます。タートルネックは、この観点では不利です。
髪をまとめると首が出るので、これも効果があります。
光の当て方
真上から光が来ると、あごの下に影が落ちて二重に見えます。
正面か、斜め前からの光にしてください。窓のほうを向いて立つのが、いちばん簡単な解決策です。
白い服や白い紙を体の下に置くと、反射光があごの下の影を消してくれます。
横向き・斜めから撮るとき
正面より、斜め45度のほうがフェイスラインは出やすくなります。
ただし、斜めを向いたときに首が縮んでいると、正面より目立ちます。体を斜めにしたうえで、首は前にスライドさせてください。
横顔を撮るときは、あごのラインが背景から浮くよう、背景を明るくすると輪郭がはっきりします。
普段からできること
撮影時のテクニックとは別に、姿勢そのものを整えると根本的に変わります。
- スマホを見るとき、目の高さまで持ち上げる(下を向く時間を減らす)
- デスクワーク中、1時間に1度は首を後ろに引いて戻す
- 枕が高すぎないか確認する(首が前に倒れた状態で固まります)
- 肩が内に入っていないか、鏡で横から見る
猫背と巻き肩は、首が前に倒れる原因になります。撮影の直前だけ直そうとしても、癖がついていると戻ります。
やってはいけない対処
- 加工アプリで輪郭を削る(実物とのギャップが出て、対面で終わります)
- 極端に上から撮る(顔が歪み、実物と違う写真になります)
- あごを突き出す(不自然な表情になります)
- 首を無理に伸ばす(肩が上がって、かえって首が短く見えます)
宣材写真は実物と一致していることが価値です。加工で消すのは解決になりません。
体型は関係ない
痩せている人でも、姿勢と角度が悪ければ二重あごに写ります。逆に、姿勢を整えれば体型に関係なくフェイスラインは出ます。
これは技術の問題であって、体の問題ではありません。ここを勘違いすると、必要のないダイエットに向かってしまいます。
全身写真の場合
全身でも、顔まわりの原則は同じです。ただし追加で気をつける点があります。
カメラが腰の高さにあるため、顔は相対的に上から撮られる形になりません。つまり、二重あごは出にくい構図です。
それでも出る場合は、あご周りではなく姿勢全体が崩れている可能性があります。背中が丸まると、連動して首が前に倒れます。
壁に背中とかかとをつけて立ち、正しい姿勢を体で覚えてから撮ると改善します。
他人に撮ってもらうときの伝え方
撮る人に一言伝えるだけで、写真が変わります。
- 「目線の高さか、少しだけ上から撮ってください」
- 「胸の高さからは撮らないでください」
- 「連写でお願いします」
とくに2つ目が重要です。何も言わないと、たいてい胸の高さから撮られます。これが二重あごの最大の原因です。
3秒でできるまとめ
撮る直前に、この順でやってください。
1. 肩を下げる。2. 首を前にスライド。3. あごを軽く下げる。4. 舌を上あごにつける。
この4つで、ほとんどの場合は解決します。慣れれば3秒です。
Pasha!の読者モデル登録に送る写真も、この姿勢で撮れば十分なものになります。撮り方全体は宣材写真をスマホで撮る方法にまとめています。
よくある質問
写真で二重あごになるのは太っているからですか?
違います。痩せている人でも姿勢と角度が悪ければ写ります。カメラが低い、あごを引きすぎている、首が肩の真上にある。この3つが主な原因で、すべて撮り方で解決できます。
二重あごを防ぐ一番効く方法は何ですか?
首を少しだけ前にスライドさせることです。あごを上げずに水平に前へ出してください。本人は変な姿勢に感じますが、写真では自然でフェイスラインがはっきり写ります。
カメラの高さはどれくらいがいいですか?
目線と同じか、10〜15度ほど上です。上げすぎると顎が細くなりすぎて実物と違う写真になり、宣材としては使えなくなります。
加工で輪郭を削るのはダメですか?
避けてください。実物とのギャップが生まれ、対面で終わる原因になります。宣材写真は実物と一致していることが価値です。