写真そのものより、データの整え方で差がつきます。受け取る側が扱いやすい形で送るだけで、丁寧な人という印象になります。
難しい知識は不要です。押さえるのは4つだけです。
1. サイズ(ピクセル数)
目安は長辺2000ピクセル前後です。
今のスマホで撮った写真は、たいてい3000〜4000ピクセルあります。そのまま送っても問題ありませんが、容量が大きくなるので2000程度に縮めると扱いやすくなります。
逆に、小さすぎるのは論外です。1000ピクセルを下回ると、拡大したときに粗さが出ます。SNSからダウンロードした画像は圧縮されて小さくなっていることが多いので、必ず元データを使ってください。
2. 縦横比
指定がなければ、縦位置(3:4)で撮っておくのが基本です。人物写真は縦のほうが収まりがいいためです。
正方形(1:1)を求められる場合もあります。その場合、あとから切り取れるよう周囲に余白を持たせて撮っておくと対応できます。ぎりぎりで撮ると、正方形に切ったときに頭が切れます。
全身写真は特に、上下に少し余裕を持たせてください。
3. ファイル形式
JPG(JPEG)にしてください。これが最も無難です。
注意したいのがHEIC形式です。iPhoneの初期設定はHEICになっていることがあり、この形式は環境によって開けません。送った相手が見られない、というトラブルの原因になります。
iPhoneの場合、設定からカメラのフォーマットを「互換性優先」にすればJPGで保存されます。すでにHEICで撮った写真も、メールやLINEで送ると自動的にJPGに変換されることが多いです。
PNGは容量が大きくなるだけなので、写真には使わないでください。
4. 容量
1枚2〜3MB、合計10MB以内を目安にしてください。
メールの添付には上限があり、超えると送信自体ができません。フォームからのアップロードでも、上限が設定されていることがあります。
大きすぎる場合は、スマホの共有メニューから「実際のサイズ」ではなく「大」や「中」を選べば縮小されます。画質はほとんど変わりません。
ファイル名の付け方
地味ですが、ここで印象が変わります。
- 良い例:山田花子_バストアップ.jpg / 山田花子_全身.jpg
- 悪い例:IMG_4821.jpg / 写真1.jpg / スクリーンショット.png
受け取る側は何十人分もの写真を管理します。ファイル名が名前になっているだけで、扱いやすさがまったく違います。
日本語のファイル名で問題ありませんが、心配なら「yamada_zenshin.jpg」のようにローマ字でも構いません。
スクリーンショットは使わない
SNSに載せた写真をスクリーンショットで保存して送る人がいますが、これは避けてください。
理由は3つです。画質が落ちる、余計なUIが写り込む、サイズが小さくなる。元データが必ずどこかにあるはずなので、そちらを探してください。
加工アプリで保存するときの注意
加工アプリによっては、保存時に画質を落としたり、ウォーターマーク(アプリ名のロゴ)を入れたりします。
保存後に必ず確認してください。隅にアプリのロゴが入った写真は、宣材として使えません。無料版でロゴが入る場合は、設定で消せるか確認するか、別のアプリを使ってください。
印刷して提出する場合
対面のオーディションでは、印刷した写真を求められることがあります。
- サイズはL判(89×127mm)が一般的。指定があればそれに従う
- コンビニのプリンターで十分。光沢紙を選ぶ
- 裏面に名前を書いておく(鉛筆かボールペンで軽く)
- クリアファイルに入れて持参する。折れると使えません
- 予備を1セット余分に持つ
家庭用プリンターは色が転びやすいので、コンビニか写真店のほうが安定します。
送り方の選択肢
メール添付:2〜4枚、合計10MB以内なら問題ありません。いちばん確実です。
フォームからアップロード:上限が書いてあれば従ってください。書いていなければ2〜3MB程度に。
クラウドのリンク:容量が大きい場合に使えますが、閲覧期限とアクセス権限に注意してください。「リンクを知っている人が閲覧可」になっていないと、相手が開けません。
提出前チェックリスト
- 形式はJPGか
- 長辺2000ピクセル前後あるか
- 1枚2〜3MB、合計10MB以内か
- ファイル名が内容のわかる形になっているか
- アプリのロゴや余計な文字が入っていないか
- 指定されたサイズ・枚数があれば、それに従っているか
複数の応募先に送るときの整理
応募が増えてくると、どの写真をどこに送ったかわからなくなります。先に整理しておくと後が楽です。
- スマホに「応募用」アルバムを作り、最終版だけ入れる
- 加工前の元データは別に残しておく(作り直せるように)
- 撮影日をファイル名に入れる(例:山田花子_全身_20260906.jpg)
- プロフィール文と同じ場所にまとめる
この形にしておくと、次の応募が5分で終わります。探す時間がゼロになるのが最大の効果です。
クラウドで送る場合の注意
容量が大きい、枚数が多いといった理由でクラウドのリンクを使う場合、こちらを確認してください。
アクセス権限:「リンクを知っている全員が閲覧可」になっていないと、相手が開けません。ここでつまずくケースが非常に多いです。
有効期限:期限を設定していると、選考が長引いたときに見られなくなります。期限なしにするか、長めに設定してください。
フォルダ名:「宣材写真_山田花子」のようにしておくと、相手が管理しやすくなります。
難しく考えなくていい
ここまで書きましたが、スマホで撮った写真をそのままJPGで送れば、ほとんどの場合は問題ありません。
気をつけるのは、HEICになっていないか、ファイル名がIMG_のままになっていないか。この2つだけでも確認しておけば十分です。
Pasha!の読者モデル登録も、スマホで撮った写真をそのままフォームから送っていただければ大丈夫です。サイズや形式で困った場合は、送信後にご相談いただいても対応できます。
よくある質問
宣材写真のサイズはどれくらいが適切ですか?
長辺2000ピクセル前後が目安です。1000ピクセルを下回ると拡大時に粗さが出ます。SNSからダウンロードした画像は圧縮されているため、必ず元データを使ってください。
ファイル形式は何がいいですか?
JPGです。iPhoneの初期設定がHEICになっている場合、環境によっては開けないため、設定でフォーマットを互換性優先に変更するか、メールやLINE経由で送って変換してください。
ファイル名はどう付ければいいですか?
「山田花子_バストアップ.jpg」のように内容がわかる形にしてください。IMG_4821.jpgのままだと、受け取る側が管理できません。
スクリーンショットの写真を送ってもいいですか?
避けてください。画質が落ち、余計な表示が写り込み、サイズも小さくなります。元データを探して送ってください。