外で撮るのは恥ずかしい。でも家で撮ると暗くなる。この悩みはよく聞きます。
室内でもきれいに撮れます。光の使い方を変えるだけです。
基本は窓、それだけ
室内撮影の答えはひとつです。窓から1〜2メートル離れて、窓のほうを向いて立つ。
これだけで、顔全体にやわらかい光が当たります。窓が大きいほど、光は柔らかくなります。
窓に近づきすぎると片側だけ明るくなるので、少し離れるのがコツです。
部屋の照明は消す
意外に思われますが、部屋の電気を消したほうがきれいに撮れます。
理由は色です。蛍光灯やLEDの光は青みや緑みを帯びていて、自然光と混ざると肌の色が濁ります。カメラがどちらに合わせればいいか判断できなくなるためです。
昼間に窓際で撮るなら、部屋の電気は消してください。それだけで肌の色が変わります。
時間帯
午前10時〜午後3時がいちばん安定します。太陽が高く、光量も十分です。
朝夕は光がオレンジ寄りになり、肌の色が変わります。雰囲気は出ますが、宣材写真としては色が偏るので注意してください。
曇りの日は影が出にくく、実は撮りやすい日です。晴天の直射日光より扱いやすいことも多いです。
窓が小さい・北向きの場合
光量が足りない場合の工夫です。
- カーテンを全部開ける。レースも開ける
- 窓のいちばん近くに立てる場所を探す
- 白い壁の近くに立つ(反射光が回ります)
- 白い紙や布を顔の下に置いてレフ板にする
- 玄関のドアを開けて、その光を使う
それでも暗い場合は、明るさを手動で上げてください。画面をタップしてから上にスワイプします。
レフ板の代用
顔の下から光を返すと、影が消えて一段明るくなります。
使えるもの:白い紙、白いタオル、白いトートバッグ、スケッチブック、開いた白い本。
顔の下30〜50センチに置いて、光を顔に返す角度にします。膝の上に置くだけでも効果があります。白い服を着ているだけでも同じ働きをします。
背景の作り方
窓のほうを向いて立つと、背景は部屋の中になります。ここに生活感が写り込みます。
撮る前に画面をよく見て、コンセント、スイッチ、洗濯物、家具、ゴミ箱が入っていないか確認してください。1つ入るだけで印象が変わります。
片付けが面倒なら、カメラの位置を1メートル動かすほうが早いです。詳しくは背景の作り方にまとめています。
夜しか時間がない場合
正直に言うと、夜の室内撮影は難易度が高いです。可能なら翌日の昼に撮り直すほうが早いです。
それでも夜に撮るなら、こうしてください。
- 部屋の照明を全部つけて、光量を確保する
- 色温度が同じ照明にそろえる(電球色と昼白色を混ぜない)
- スマホを固定する(暗いと手ブレしやすくなります)
- 白いスタンドライトを顔の斜め前・少し上に置く
- 天井の照明の真下に立たない(目の下に影が落ちます)
スタンドライトの使い方
1台あると夜でも撮れます。置く位置が重要です。
顔の斜め前、目線より少し高い位置。これが自然光に近い当たり方になります。真正面から当てると平らに、真上から当てると影が落ちます。
光が強すぎる場合は、白い紙や薄い布を1枚かぶせると柔らかくなります。火事に注意して、熱くならないLEDを使ってください。
色が変になるとき
肌が黄色い、青い、緑っぽい。これはホワイトバランスの問題です。
いちばん簡単な解決は、光源を1種類にすること。自然光だけ、または照明だけ。混ぜると狂います。
撮ったあとに直す場合は、編集で「色温度」を調整してください。黄色いなら青方向へ、青いなら黄色方向へ少しずつ動かします。
やりがちな失敗
- 窓を背にして立つ(逆光になり顔が真っ暗になります)
- 天井の照明の真下に立つ(目の下に影)
- 自然光と部屋の電気を混ぜる(色が濁る)
- 暗いまま撮って、あとから明るくする(ザラつきが出ます)
- フラッシュを使う(顔が平らになります)
撮影スペースの作り方
狭い部屋でも10分あれば作れます。
窓を正面にできる位置を決める。その背景側にあるものを、画角の外へ動かす。床のものをどける。カーテンを整える。照明を消す。戻せばいいので、完全に片付ける必要はありません。
白い壁がない部屋での工夫
光を反射させる面が少ないと、部屋全体が暗くなります。
そういう場合は、白いシーツや大きめの白い布を、自分の向かい側の壁に貼ると改善します。窓からの光がそこに当たって、顔に返ってきます。
手軽なのは、白い掛け布団を立てかける方法です。撮り終わったら戻せばいいだけです。
鏡を使う裏技
手鏡や姿見を使って、窓からの光を顔に当てる方法もあります。
ただし光が強く直線的になるので、影が濃く出ます。白い紙より扱いが難しいです。使うなら、鏡に白い薄紙を1枚かぶせると柔らかくなります。
撮影後に色を整える
室内で撮ると、どうしても色が転びやすくなります。あとから直せます。
編集画面の「色温度」を使ってください。肌が黄色いなら青方向へ、青白いなら黄色方向へ、少しずつ動かします。
やりすぎると不自然になるので、5〜10の範囲で十分です。判断に迷ったら、白い部分(壁や服)が白く見えるところで止めてください。
家で十分です
ここまでやれば、室内でも応募に使える写真が撮れます。スタジオも屋外も必須ではありません。
Pasha!の読者モデル登録に送る写真も、自宅の窓際で撮ったもので構いません。撮り方全体は宣材写真をスマホで撮る方法、全身の撮り方はこちらにまとめています。
よくある質問
室内で明るく撮るにはどうすればいいですか?
窓から1〜2メートル離れて、窓のほうを向いて立ってください。これだけで顔全体にやわらかい光が当たります。窓を背にすると逆光になり顔が暗くなります。
部屋の照明はつけたままでいいですか?
昼間に窓際で撮るなら消してください。蛍光灯やLEDの光は青みや緑みを帯びていて、自然光と混ざると肌の色が濁ります。光源は1種類にそろえるのが基本です。
窓が小さくて暗い場合はどうすればいいですか?
カーテンを全部開ける、白い壁の近くに立つ、白い紙や布を顔の下に置いてレフ板にする、玄関のドアを開けて光を使う。これらで改善します。それでも暗ければ画面をタップして明るさを手動で上げてください。
夜に撮るしかない場合はどうすればいいですか?
可能なら翌日の昼に撮り直すほうがきれいです。夜に撮るなら、照明の色温度をそろえ、白いスタンドライトを顔の斜め前・少し上に置き、スマホを固定してください。