オーディションの服装は、おしゃれさを競う場ではありません。あなたの素材が正確に見えるかが基準です。
その前提で選ぶと、迷いがなくなります。
基本ルール3つ
- 体のラインがわかる服:オーバーサイズは体型が判断できず不利になります
- 無地でシンプル:柄やロゴは顔から視線を奪います
- 着慣れている服:当日おろす服は動きがぎこちなくなります
この3つを満たしていれば、あとは好みで構いません。
具体的に何を着るか
迷ったら、この組み合わせが外しません。
トップス:無地の半袖またはノースリーブのカットソー。白・黒・ベージュ・淡いブルーあたり。首元は詰まりすぎないものを。
ボトムス:細身のパンツ、またはひざが見える丈のスカート。脚のラインが見えることが重要なので、ワイドパンツやロングスカートは避けたほうがいいです。
靴:ヒールのあるパンプス。高さは5〜7センチ程度。歩き方を見られることがあるので、歩ける高さにしてください。スニーカーは指定がなければ避けます。
色の選び方
色は「自分に似合う」より「背景から浮くか」で選びます。
白い壁の前で白い服を着ると、輪郭が溶けます。逆に黒い背景で黒い服も同じです。会場がわからない場合は、白か淡い色にしておくと無難です。
全身を1色でまとめると重く見えるので、上下でトーンを分けてください。
髪型
結んだ状態と下ろした状態、両方見せられるようにしておくのが理想です。会場で「髪を上げてみて」と言われることがあります。
- 顔まわりが見える状態にする。前髪で眉が完全に隠れていると表情が読めません
- 凝ったアレンジは不要。ストレートか軽く巻く程度で十分
- ゴムを手首に用意しておく
- 直前に美容院で大きく変えない(写真と印象が変わりすぎます)
メイク
ナチュラルに。ただし「すっぴん」ではなく「普段より少しだけしっかり」が正解です。
照明の下では顔色が飛ぶので、まったくメイクをしないと疲れて見えます。逆に、濃いアイメイクや強い色のリップは、素材が見えなくなるので避けてください。
ネイルは短く、色を落としておくと安全です。手を写す場面があります。
アクセサリー
最小限に。小さなピアス程度なら問題ありませんが、大ぶりのものは視線を奪います。
時計も外しておくと無難です。
季節別の対応
夏:ノースリーブでも構いませんが、羽織るものを1枚持っておくと安心です。汗対策も忘れずに。
冬:厚手のニットは体型が隠れるので、会場で脱げる前提で組み立ててください。中は薄手のものにしておきます。
雨の日:靴が濡れると印象が落ちます。会場で履き替えられるよう、パンプスを袋に入れて持参する方法もあります。
避けたい服装
- オーバーサイズのパーカーやワンピース(体型がわからない)
- 大きなロゴやキャラクターもの
- 全身黒(表情が沈んで見えます)
- 露出が極端に多いもの、または極端に少ないもの
- 買ったばかりで着慣れていない服
- 歩けない高さのヒール
指定があるときは指定に従う
「私服で」「動きやすい服装で」「デニム着用」など指定がある場合は、それが最優先です。指定を無視して自分の勝負服を着るのは逆効果になります。
指定の意味がわからなければ、事前に聞いて構いません。「動きやすい服装とは、スニーカーでも大丈夫でしょうか」程度の質問は普通です。
前日にやっておくこと
- 着る服を一式そろえて、実際に着て鏡で確認する
- 座ったとき・歩いたときに問題がないか動いてみる
- 靴が痛くないか、少し履いて確かめる
- 持ち物をまとめる(応募書類、写真、筆記用具、ゴム、絆創膏)
当日の朝に決めようとすると、だいたい失敗します。
当日の持ち物
- 応募書類・宣材写真(データだけでなく、印刷したものがあると安心)
- 筆記用具(その場で記入を求められることがあります)
- 髪ゴム、ヘアピン
- 絆創膏(慣れないヒールで歩くため)
- メイク直し用の最小限のもの、あぶらとり紙
- 羽織るもの(待ち時間が長く、冷えることがあります)
- 飲み物
会場では待ち時間が長くなることが多いです。1時間以上待つ前提でいたほうが、気持ちに余裕ができます。
体型を隠したいときの考え方
体型に自信がなくて、つい隠せる服を選んでしまう人は多いです。気持ちはわかりますが、隠すほど不利になります。判断できない応募者は、選びようがないからです。
やるべきは隠すことではなく、見せ方を調整することです。ウエストの位置が高く見えるボトムスを選ぶ、縦のラインが出るシルエットにする、袖の丈を二の腕の細い位置に合わせる。この程度で印象は変わります。
読者モデルの場合、そもそもモデル体型は求められていません。等身大であることが価値になる枠です。
会場での立ち居振る舞い
服装以上に見られているのが、待っている間の様子です。特別なことは要りません。
スマホをずっと見ている、姿勢が崩れている、他の応募者と大きな声で話している。この3つを避けるだけで印象は変わります。呼ばれる前から始まっていると思っておいてください。
写真撮影がある場合
その場で写真を撮られることがあります。前髪で眉が隠れていると表情が読めないので、少し分けておくと安全です。
立ち方は、片足に重心を置いて、もう片方の足を軽く前に。腕は体から拳1つ分空けると細く見えます。詳しくはポートレートのポーズ入門にまとめています。
そもそも会場に行かない選択肢
服装で悩むのは、対面のオーディションだからです。写真だけで完結する形なら、この工程は丸ごとなくなります。
Pasha!の読者モデル登録は、写真を送るだけで掲載まで進みます。会場に行く必要も、服を買い足す必要もありません。まず掲載歴を1つ作ってから、対面のオーディションに挑む、という順番でも構いません。実績がある状態で行くほうが、緊張も減ります。
よくある質問
モデルオーディションの服装で一番大事なことは何ですか?
体のラインがわかることです。オーバーサイズの服は体型が判断できず不利になります。無地でシンプル、かつ着慣れている服を選んでください。
靴は何を履いていけばいいですか?
指定がなければ5〜7センチ程度のヒールのあるパンプスが無難です。歩き方を見られることがあるので、実際に歩ける高さにしてください。
メイクはどの程度が適切ですか?
普段より少しだけしっかり、が正解です。照明の下ではすっぴんだと疲れて見えます。逆に濃いアイメイクや強い色のリップは素材が見えなくなるので避けてください。
服装の指定があった場合はどうすればいいですか?
指定が最優先です。指定を無視して自分の勝負服を着るのは逆効果になります。意味がわからなければ事前に質問して構いません。