スマホ カメラ 設定 人物 美肌モード グリッド 連写

撮り方より前に、設定で決まってしまう部分があります。ここを直さないまま撮り続けても、写真は良くなりません。

最初に1回だけやれば済む話なので、先に片付けてください。

1. 美肌モードを切る

最優先です。宣材写真では必ずオフにしてください。

美肌モードは肌を滑らかにし、輪郭を細くし、目を大きくします。撮った時点で加工が入るので、あとから元に戻せません。

宣材写真は実物と一致していることが価値なので、この機能は完全に邪魔になります。機種によっては初期設定でオンになっているので、必ず確認してください。

2. グリッド表示をオンにする

画面に格子線が出る機能です。オンにしてください。

効果は2つ。傾きがわかることと、構図が決まることです。

傾いた写真は、それだけで素人っぽく見えます。壁や地平線の線をグリッドに合わせるだけで防げます。

構図としては、目の位置を上から3分の1の線に置くと安定します。

3. HEICをJPGに変える

iPhoneの初期設定はHEICという形式になっていることがあります。この形式は環境によって開けません。

設定 → カメラ → フォーマット → 「互換性優先」を選べばJPGで保存されます。応募先で「写真が開けません」と言われる事故を防げます。

すでにHEICで撮った写真も、メールやLINEで送ると自動変換されることが多いですが、最初から変えておくほうが確実です。

4. 解像度を最大にする

設定で画質を落としている場合、上げておいてください。

宣材写真は長辺2000ピクセル以上必要です。容量を節約する設定になっていると、これを下回ることがあります。

撮ったあとに縮小はできますが、拡大はできません。撮影時は最大で撮ってください。

5. アウトカメラを使う

設定ではありませんが重要です。インカメラ(自撮り用)は画質が落ちます。

本気の1枚を撮るなら、背面カメラ+タイマーを使ってください。画質の差ははっきり出ます。

インカメラは構図確認用と割り切って、最終的な撮影は背面で。これだけで写真の質が変わります。

6. ズームを使わない

デジタルズームは、単に画像を拡大しているだけです。画質が落ちます。

近づけない場合は、そのまま撮ってあとから切り取ってください。そのほうがきれいです。

逆に、超広角(0.5倍)も人物には不向きです。顔が歪みます。標準(1倍)か、2倍〜3倍の望遠レンズがある機種なら、そちらのほうが自然な顔の形になります。

7. 連写を使えるようにする

人物撮影では連写が必須です。目をつぶった瞬間を避けられます。

iPhoneはシャッターボタンを左にスワイプ、Androidは長押しで連写になる機種が多いです。一度試して、自分の機種でのやり方を確認しておいてください。

タイマーと組み合わせると、自動で複数枚撮ってくれます。ひとりで撮るときはこれが基本になります。

8. タイマーは10秒に

3秒だと構える時間が足りません。10秒に設定してください。

スマホを置いて、位置に戻って、姿勢を作って、表情を整える。この一連の動作に3秒では足りません。

ポートレートモードの使いどころ

背景をぼかす機能です。使える場面と、使わないほうがいい場面があります。

使える:バストアップ。背景の生活感をごまかせます。

避けたい:全身写真。輪郭の処理が不自然になりやすく、髪の毛や手の指が溶けることがあります。

宣材写真としては、通常モードのほうが安全です。使うなら、撮ったあとに必ず輪郭を拡大して確認してください。

撮影前の10秒チェック

  • 美肌モードはオフか
  • グリッドは表示されているか
  • レンズは標準(1倍)か
  • ズームしていないか
  • タイマーは10秒か
  • レンズが指紋で汚れていないか

最後の項目を忘れがちです。レンズを服で拭くだけで、写真の鮮明さが変わります。ポケットに入れていると必ず汚れています。

編集アプリの設定

撮影後の加工でも、初期設定を確認しておいてください。

加工アプリによっては、開いた時点で自動補正がかかります。また保存時にロゴ(ウォーターマーク)が入るものもあります。

宣材写真にアプリのロゴが入っていると使えません。保存後に必ず隅を確認してください。

機種による違い

設定の場所は機種によって違いますが、探す項目は同じです。

iPhone:設定アプリ →「カメラ」。フォーマット、グリッド、ビデオ設定などがまとまっています。美肌に相当する機能は「フォトグラフスタイル」で調整できます。

Android:カメラアプリを開いて、歯車マーク。「美顔」「ビューティー」といった名前の機能を探してオフにしてください。

どの機種でも、「美」「ビューティー」「スムース」といった単語がついた機能はオフが正解です。

撮影用アルバムを作る

設定と一緒にやっておくと便利です。

スマホに「応募用」というアルバムを作り、選んだ2〜4枚だけ入れておいてください。応募のたびに写真を探す手間がなくなります。

加工前の元データは別フォルダに。やりすぎたときに作り直せます。

1回やれば終わり

ここに書いた設定は、一度変えれば以後ずっと有効です。5分で終わります。

Pasha!の読者モデル登録に送る写真も、この設定で撮れば十分なものになります。撮り方は宣材写真をスマホで撮る方法、全身は全身写真を自分で撮る方法にまとめています。

よくある質問

人物を撮るとき、まず変えるべき設定は何ですか?

美肌モードをオフにすることです。撮った時点で加工が入り、あとから元に戻せません。宣材写真は実物と一致していることが価値なので、この機能は邪魔になります。

インカメラとアウトカメラ、どちらで撮るべきですか?

アウトカメラ(背面カメラ)です。インカメラは画質が落ちます。背面カメラ+タイマーで撮ると画質の差がはっきり出ます。

ズームは使ってもいいですか?

デジタルズームは画質が落ちるので避けてください。近づけない場合はそのまま撮ってあとから切り取るほうがきれいです。超広角も顔が歪むため人物には不向きです。

ポートレートモードは使ったほうがいいですか?

バストアップなら背景の生活感をごまかせるので有効です。ただし全身写真では輪郭の処理が不自然になり、髪の毛や指が溶けることがあるため通常モードをおすすめします。