みなとみらいの夜景は、横浜でいちばん人気の撮影対象です。ただ、夜景と人物を両立させるのは難易度が高いのも事実です。
やり方を分けて説明します。
夜景だけを撮る場合
これは比較的簡単です。押さえるのは手ブレだけです。
- スマホを手すりや柵に固定する(手持ちだと必ずブレます)
- ナイトモードをオンにする
- 撮影中は動かない(数秒シャッターが開いています)
- タイマー3秒を使う(押した瞬間の揺れを避けられます)
- ズームは使わない(暗所ではさらに画質が落ちます)
柵に置くだけで、手持ちとは別物の写真になります。
人物を入れる場合の問題
ここが難所です。夜景に露出を合わせると人物が真っ暗になり、人物に合わせると夜景が白く飛びます。
両立させるには、人物側に光を足すしかありません。
人物を明るくする方法
1. 街灯や店舗の明かりの下に立つ。いちばん簡単です。顔に光が当たる位置を探してください。
2. スマホのライトを弱く当てる。もう1台のスマホで画面を白くして、顔の斜め前から。直接ライトを当てると強すぎるので、画面の光くらいがちょうどいいです。
3. 明るい看板やショーウィンドウの前に立つ。大きな面積で光る場所は、柔らかい光源になります。
フラッシュは使わないでください。背景の夜景が消えて、顔だけ白く浮きます。
ナイトモードと人物
ナイトモードは数秒かけて撮影するため、その間に動くとブレます。
人物を入れる場合は、被写体も動けません。息を止めて、数秒静止してください。それが難しい場合は、ナイトモードを切って明るい場所で撮るほうが確実です。
撮影に向く時間帯
実は、真っ暗になってからより日没直後の30分がいちばんきれいです。
空にまだ青みが残っていて、街の明かりも点いている時間帯です。この時間帯なら、空の明るさが人物にも回るので、顔が暗くなりにくくなります。
季節によって時刻は変わりますが、日没時刻を調べて、その前後30分を狙ってください。
撮影スポット
- 汽車道:観覧車を背景に入れられます。街灯があるので人物も撮りやすいです
- 赤レンガ倉庫前:建物のライトアップが人物にも回ります
- 大さん橋:ベイブリッジと夜景。ただし風が強く暗めです
- ワールドポーターズ周辺:店舗の明かりが多く、人物が明るく写ります
- 臨港パーク:広く撮れますが、街灯が少ない場所は暗くなります
人物を入れるなら、街灯や建物の明かりが近い場所を選んでください。
構図
人物と夜景を両方入れると、どちらも中途半端になりがちです。
人物を大きめに、夜景は背景として少しだけ。この配分のほうがまとまります。全身を小さく入れて夜景を広く撮ると、顔がまったくわからなくなります。
グリッド表示をオンにして、水平を取ってください。夜景は建物の線が多いので、傾きが目立ちます。
安全面
夜間の撮影には注意点があります。
- ひとりで人気のない場所に行かない
- スマホを柵に置いたまま離れない(落下と置き引き)
- 海沿いは風が強く、機材が飛ばされることがあります
- 帰りの交通手段を確認しておく
- 誰かに予定を伝えておく
できれば誰かと一緒に行ってください。撮影の質も上がりますし、安全面でも確実です。
夜景写真は宣材に使えるか
正直に言うと、宣材写真には向きません。
理由は、顔がはっきり写らないこと、色が街灯の色に転ぶこと、ノイズが乗りやすいことです。審査する側は素材を見たいので、条件の悪い写真は不利になります。
夜景写真はSNS用の1枚として撮って、宣材は昼間に別で用意してください。
SNSでの使い道
夜景写真はフィードの中で目を引くので、アカウントのアクセントになります。
ただし、色が強く出るので統一感を崩しやすい点には注意してください。彩度を少し下げると、他の投稿となじみます。詳しくは統一感を出す方法にまとめています。
応募用は昼に撮る
Pasha!の読者モデル登録に送る写真は、昼間に自然光で撮ったものにしてください。顔がはっきり見えることが最優先です。
夜景写真は、掲載後のSNS紹介などで活きます。撮り方は宣材写真をスマホで撮る方法にまとめています。
三脚がない場合の固定方法
夜景はシャッターが長く開くので、手持ちだとほぼぶれます。三脚がなくても固定はできます。
- 手すりや柵の上に置く(落下しないよう縁から離す)
- バッグを台にして角度をつける
- 壁に体を預けて、腕を体に固定する
- ベンチの背もたれに乗せる
- タイマーを使う(押す瞬間のぶれが消えます)
タイマーは必ず使ってください。どれだけしっかり固定しても、シャッターを押す指でぶれます。3秒でも効果があります。
失敗しやすいパターン
人物にピントが合っていない。暗いとカメラが背景に合わせがちです。画面上の顔をタップして固定してください。
白飛びしている。イルミネーションが明るすぎると、光の部分が真っ白になります。少し暗めに撮って、あとから明るくするほうが失敗しません。
色が不自然。街の照明はオレンジや青が混ざるので、肌の色がおかしくなります。撮影後にホワイトバランスを調整すると戻ります。
夜に出かけるときの注意
夜景の撮影は、時間帯そのものにリスクがあります。
人通りのある場所を選ぶ。写真としては人が少ないほうがいいですが、安全が優先です。みなとみらいの主要エリアは夜も人がいます。
帰りの時間を先に決める。撮っていると時間の感覚がなくなります。終電より1本前を目安にしてください。
初対面の人との夜の撮影は受けない。暗い場所と人目の少なさが重なるので、慣れるまでは避けたほうが安全です。
よくある質問
夜景と人物を一緒にきれいに撮るコツはありますか?
人物側に光を足すことです。街灯や店舗の明かりの下に立つ、もう1台のスマホの画面を白くして顔の斜め前から当てる、明るい看板の前に立つ。フラッシュは背景の夜景が消えるので使わないでください。
夜景撮影に向く時間帯はいつですか?
日没直後の30分です。空にまだ青みが残っていて街の明かりも点いている時間帯で、空の明るさが人物にも回るため顔が暗くなりにくくなります。
手ブレを防ぐにはどうすればいいですか?
スマホを手すりや柵に固定してください。手持ちだと必ずブレます。タイマー3秒を使うと、押した瞬間の揺れも避けられます。
夜景写真を宣材写真に使えますか?
向きません。顔がはっきり写らず、色が街灯の色に転び、ノイズも乗りやすいためです。夜景写真はSNS用として撮って、宣材は昼間に別で用意してください。