フランチャイズ加盟店のGoogleビジネスプロフィール【本部管理でもできること】
フランチャイズ加盟店のGoogleビジネスプロフィールは、まず管理者が本部か自店かを確認します。自店で管理できるなら、営業時間、写真、口コミへの返信、投稿を整えます。本部管理で触れないなら、勝手に新しい登録を作らず、修正の依頼と数字の共有を本部へお願いします。
「〇〇市 △△」で検索したとき、地図の中でどう見えるか。費用をかけずに始められる、加盟店の基本の集客です。順位を保証する方法はありませんが、店の情報を正しく整えることはすぐに始められます。
まず、誰が管理しているかを確認する
フランチャイズでは、本部が全店舗を一括管理しているケースと、店舗ごとに権限が渡されているケースがあります。自分がどちらか分からないまま、という加盟店も珍しくありません。
確認の手順は次のとおりです。
- 加盟契約やブランドの運用ルールに、Googleビジネスプロフィールの決まりがないか確認します
- 店舗で使えるGoogleアカウントでログインして、自分の店舗が出てくるか見ます
- 出てこなければ、本部の担当者に管理者を尋ねます
本部も分からない場合でも、すぐに管理権限をリクエストする前に、本部の了解を取りましょう。権限をめぐるトラブルは、ブランド全体の問題になるからです。
自分で管理できる場合にやること
営業時間を正確に保つ
一番先にやるのがここです。祝日、年末年始、臨時休業の情報を更新します。ずれていると、来た人が閉まっている店の前に立つことになります。時間と手間をかけて来てくれた人の信頼を失う、もったいない失敗です。
写真を増やす
外観、内観、駐車場、スタッフの写真を用意します。特に車で来る商圏では、駐車場の写真が役立ちます。「停められるか分からない」は、来店をやめる十分な理由になるからです。
本部から提供される公式写真だけでは、その店の様子が伝わりません。実際の店の様子を出してください。ブランドの写真ルールがある場合は、その範囲で撮ります。
口コミに全部返信する
返信の相手は投稿者だけではありません。これから来る人も読んでいます。低い評価にこそ丁寧に返します。反論せず、何を変えたかを短く書きましょう。お客様の個人情報や来店の詳細には触れないようにします。
投稿機能を使う
週1回を目安に、季節の案内やキャンペーンを投稿します。営業していることや店の様子が伝わります。本部のキャンペーンを出すときは、料金や期間が公式の内容と合っているか確認しましょう。
本部管理で触れない場合
ここで諦める加盟店もありますが、やれることはあります。
本部に更新を依頼します。ただし出し方が重要です。
| 伝え方 | 例 |
|---|---|
| 通りにくい | 集客したいので写真を増やしてください |
| 通りやすい | 営業時間が実態と異なっており、来店されたお客様からご指摘をいただきました。修正をお願いします |
後者は、本部にとっても放置しにくい話です。ブランドの信用に関わるからです。写真も、こちらで撮って送れば載せてもらえることがあります。本部側は、単に手が回っていないだけということもあります。
依頼するときは、次の3つを1通にまとめると返事をもらいやすくなります。
- 店舗名と、プロフィールのURL
- 今の表示と、正しい内容
- 差し替える写真(使用の許可を取ったもの)
やってはいけないこと
- 本部管理の情報を勝手に書き換えようとする:オーナー権限の争いになります。必ず本部を通します
- 同じ店舗の登録を別に作る:重複すると、お客様も管理する側も混乱します
- 口コミを自分たちで書く・書かせる:Googleの規約で禁止されています
- 割引や特典と引き換えに口コミを頼む:これも規約で禁止されています
- 店名に余計な語を足す:「〇〇店【地域最安】」のような表記はガイドライン違反です
地道に見えても、規約の範囲でやりましょう。口コミの削除や新規投稿の制限を受けると、取り戻すのに時間がかかります。
口コミを増やす、現実的な方法
Googleは、口コミの数と評価がローカル検索の順位に影響すると案内しています。ただ、口コミはカードを置くだけではなかなか集まりません。
頼む場面を決めて、毎回同じように声をかけましょう。たとえば会計のあとに、「よければGoogleに感想を書いていただけると嬉しいです」と一言添えて、QRコードを渡します。
ここで大切なのは、満足していそうな人だけを選んで頼まないことです。Googleのポリシーは、肯定的な口コミを選んで募ることを禁じています。次のことも禁止です。
- 悪い口コミを書かないよう頼むこと、書くのを妨げること
- その場で書くよう求めること
- 特定の内容を書いてもらうよう頼むこと
- スタッフに口コミの件数の目標を課すこと
- スタッフの名前など、特定の内容を入れた口コミを集めるよう求めること
本部や店長が「今月は口コミ30件」という目標を出してしまうと、最後の2つに関わります。追う数字は件数の目標ではなく、声をかける場面を決めて守れているかにしましょう。頼み方の言葉はレビュー依頼のタイミングと言葉も参考にしてください。規約は変わるので、実施の前に最新のGoogleのポリシーも確認しましょう。
写真は何枚あればいいか
決まった枚数はありません。最初は次の順に、1〜2枚ずつ揃えましょう。
- 外観:昼と夜。「この建物か」が分かることが最優先です
- 駐車場:入口と、停めたところからの距離が分かる写真です
- 内観:入ってすぐの景色と座席です
- 商品・サービス:実際に出しているものです
- スタッフ:本人の許可を取ったうえで載せます
公式の商品写真だけでは、行く前に店の様子が分かりません。実際の店内が写っている写真を混ぜましょう。季節で店構えや商品が変わるなら、そのときに撮り足します。
更新は、順位より信頼のために続ける
一度整えて放置している加盟店もあります。ただ、Googleは順位の主な要素を「関連性」「距離」「知名度」と案内していて、投稿すれば順位が上がると決まっているわけではありません。
それでも、更新には意味があります。今も営業していることや、店の様子が見た人に伝わるからです。ネタがないときは、営業時間の案内や季節の商品で構いません。完成度より、情報が古くなっていないことを優先します。
やったあと、何を見るか
Googleビジネスプロフィールでは、パフォーマンスの数字を確認できます。見るのは次の3つで足ります。
- 表示された回数:検索と地図で何回出たか
- ルート検索の数:来店に近い行動です
- 電話の数:問い合わせに近い行動です
写真を増やした月、口コミが増えた月に、この数字がどう動いたかを見ます。1か月では判断せず、3か月並べてください。季節の影響もあるので、できれば前年の同じ月とも比べましょう。加盟店が見るほかの数字は、加盟店が見るべき数字にまとめています。
本部管理でも、数字は見せてもらえる
触れない場合でも、実績の共有は依頼できます。「自店の集客改善の参考にしたいので、月次の表示回数を共有いただけますか」。目的がはっきりしたお願いなので、話を聞いてもらいやすくなります。
数字をもらったら、次は具体的な提案ができます。「ルート検索が前月より落ちているので、写真を追加させてください」。感覚だけの要望より、数字のある要望のほうが本部も判断しやすくなります。
よくある質問
加盟店が自分でGoogleビジネスプロフィールを作ってもいいですか?
先に本部へ確認してください。すでに店舗の情報が登録されていることがあり、別に作ると重複します。ブランドの管理方針が決まっている場合もあります。
本部管理でも、店の営業時間を直せますか?
自分で編集できないなら、本部に修正を依頼します。今の表示と正しい内容をまとめて、来店したお客様が困ることを伝えると、話が進みやすくなります。
満足していそうなお客様にだけ口コミを頼んでもいいですか?
避けてください。Googleのポリシーは、肯定的な口コミを選んで募ることを禁じています。頼む場面を決めて、同じように声をかけましょう。
投稿を毎週すれば順位は上がりますか?
順位が上がると決まっているわけではありません。投稿は、営業中であることや店の様子を見た人へ伝えるために続けます。順位については、情報の正しさや口コミも含めて全体を見直します。
この記事の内容を、自分のお店・教室に当てはめて考えたい方へ
今の数字を一緒に見て、次の30日でやることを1つに決める個別相談(60分・オンライン・9,800円)と、書いていただいたチェックシートを読んで「どこから手をつけるか・何をやめるか」を文字でお返しする添削(4,980円)をしています。まずは無料の「小さいお店の集客 90日チェックシート」から始めても大丈夫です。
相談・添削の内容と料金を見る無料の90日チェックシートを開く
登録なしで、スマホでもパソコンでもその場で開けます。

