問い合わせの一歩手前で客を逃していないか。見込み客を育てる仕組みの作り方
問い合わせが来ない、と悩む会社の多くは、実は「問い合わせの一歩手前」で客を逃している。BtoBでも高額サービスでも、客は問い合わせる前に平均して数週間から数ヶ月の検討期間を持つ。その期間に何もしていないことが、機会損失の正体だ。
客の8割は「今すぐ」ではない
あなたのサイトに来る人のうち、今すぐ買いたい人はせいぜい1〜2割。残りの8割は「情報収集中」「比較検討中」「いつか必要」の層だ。今すぐ客だけを狙う施策(広告・SEO)は、この8割を素通りさせている。
だが、この8割は放っておくと競合のところで買う。検討期間中に一番接触してきた会社が、検討終了時に選ばれる。これがリードナーチャリング(見込み客の育成)の基本原理だ。
ナーチャリングの実務:3つの装置
- 連絡先の獲得。資料ダウンロード・チェックリスト・診断など、買う前の人が手を出しやすい入口を作り、メールやLINEの接点に変える。
- 定期接触。週1回でも月2回でもいい。役立つ情報を送り続けて「忘れられない」状態を保つ。売り込みは10回に1回で十分だ。
- 検討度のシグナル検知。料金ページを見た、事例を読んだ、メールのリンクを何度も踏んだ。行動が変わった人にだけ、個別の案内を送る。
小さい会社ほど「即戦力の8割」を持っている
広告費で新規流入を増やす前に、過去の問い合わせ・名刺・既存客の紹介候補など、すでに接点のあるリストを掘り起こす方が速い。休眠リストへの一通のメールが、広告数十万円分の成果を出すことは珍しくない。
集客とは、今すぐ客の奪い合いに勝つことではなく、まだ客でない人との関係を先に作っておくことだ。8割の検討中の人に、検討が終わる前に会いにいく。
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